PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話
今や誰でも、一度は名前を聞いたことがある、PIXAR。そんなPIXARが制作したトイ・ストーリーが、公開されたのは1995年だということを頭に入れて、読み進めてもらうと驚くと思う。今のようにPCの能力は高くなく、CGを使ったアニメーションなど存在しない中、PIXARがやり遂げたことの偉大さ、公開できない可能性さえあったこと、舞台裏がこれでもかというほど書かれている。また、PIXARという名前が表舞台に出た経緯について、英断があったことなど、裏話のオンパレードである。
この書籍自体は、PIXARがまだ何者でもない時から、株式公開を経て、ディズニーに買収されるまでがCFOの立場から書かれている。スティーブ・ジョブズをうまく操りながら、ピクサーの社員のモチベーションも下げないように努力する。それは凄まじい大変さがあっただろうと想像する。 ロードショーの資料作りとか株式公開の目論見書とかも、相当大変なはずなのにそれはさらっとかかれてて、どれだけの苦労があったのか妄想してしまいます。
PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話 [ ローレンス・レビー ] 価格:2,035円 |